「LINEはスラスラ打てるのに、インスタやXのDMだと急に緊張する…」
「目上の人にDMを送るとき、敬語はどこまで必要?」
DM(ダイレクトメッセージ)は便利ですが、なぜか日常のチャットよりも一段上の緊張感がありますよね。
そのDMの先にあるのが、知り合いでもあり、半ば公的な関係だからでしょうか?
この緊張感の正体は、DMが持つ「メール(公的)とチャット(私的)の境界線上にある」という、デジタルコミュニケーションの曖昧さから来ています。
この記事では、DMとLINEの心理的な違いを解き明かし、初対面や目上の人に送る際に失敗しないための3つのマナーを紹介します。
DMのストレスをなくし、デキる大人としてスムーズに連絡を取れる「ネットのツボ」を掴みましょう!
DMとLINEが持つ「緊張感」の心理的な正体
私たちがDMに感じる緊張感の正体は、そのメッセージが「公的なSNS」という場から発信されていることにあります。
LINE=私的な空間、DM=半ば公的な空間
- LINE
連絡先交換という高いハードルを超えた、非常に閉じられた人間関係(クローズド)の空間です。
失敗やラフな言葉遣いが許容されやすい「私的」な場という認識があります。 - DM
SNSという「誰でも見られるオープンな場」から始まるメッセージングです。
そのため、友人、仕事関係者、ゲームのフレンド、推しのクリエイターなど、相手の関係性が多岐にわたり、どこまで崩していいかわからず脳が緊張信号を出します。
【子ども世代の悩み】「コミュニティの目」への意識
特に小学生や中学生は、DMで友達やゲーム仲間とやり取りをする際、「自分の文体が、そのコミュニティのノリに合っているか?」を過度に気にします。
DMはクラスの友達や共通の趣味を持つ仲間に繋がっているため、「ノリを外すのが怖い」という緊張感が生まれます。
「草(笑いのスラング)」を使うタイミング一つとっても、仲間内のルールを外すと「空気が読めない」と見なされるのでは、というプレッシャーが緊張感の正体です。
ビジネスシーンでの「抵抗感」の違い
企業の調査でも、ビジネスシーンでのLINE利用には比較的抵抗感が少ないのに対し、DMはやや抵抗感があるというデータがあります。
DMは、連絡先を交換していない相手に「直接、割り込んで連絡する」という印象を伴いやすいため、より慎重な言葉遣いが求められるのです。
失敗しない!初対面・目上の人へのDMマナー
DMを「失礼なチャット」ではなく「丁寧なメール」に格上げするための、実践的なマナーを3つ紹介します。
特に目上の人に送る際は、以下の要素を必ず入れましょう。
マナー①:「〇〇を見て連絡しました」と出処を明記
DMでは、なぜそのSNSアカウントから、なぜこのタイミングで連絡したのかという経緯(出処)を明確にすることが、相手の警戒心を解く上で非常に重要です。
- 「いつも〇〇の投稿を拝見しています」
- 「共通の知人であるAさんの紹介でDMしました」
DM(ダイレクトメール/郵送)の基本と同じく、最初の件名や挨拶で相手の関心を引くこと、そして丁寧な構成を意識するだけで、信頼感が向上します。
マナー②:最初の挨拶と要件は「丁寧なメール文」で
DMは短文になりがちですが、最初の挨拶はLINE調ではなく、ビジネスメールの構成を意識しましょう。
- 宛名(〇〇様)
- 挨拶(ご無沙汰しております/初めてご連絡します)
- 名乗り(私、〇〇と申します)
- 用件(結論から伝える)
絵文字や顔文字、語尾の「〜っす」のようなラフな表現は避け、信頼感を確保しましょう。
マナー③:不適切な「絵文字」や「顔文字」は使わない
DMでも、友人相手なら絵文字の使用は問題ありませんが、目上の人や初対面の人に対しては、顔文字や絵文字は避けるのが鉄則です。
特に「?!」といった強い表現や、泣き顔などのネガティブな顔文字は、不快感を与えるリスクがあるため注意しましょう。
DMの「チャット化」を許可するシグナル
DMの緊張感を解消し、相手との距離を縮めるためには、相手からの「カジュアル化を許可するシグナル」を見逃さないことが重要です。
シグナル①:相手が先に「絵文字・スタンプ」を使ってきたら
相手が返信に絵文字や顔文字、スタンプを使ってきたら、それは「この程度のカジュアルさは許容しますよ」という許可が出たサインと判断できます。
それまでは丁寧な文体を維持し、相手に合わせた表現を徐々に取り入れましょう。
シグナル②:短文・即レスの許容と「タメ口への急な移行」のリスク
相手の返信が短文(「OKです」「承知しました」など)や即レスになった場合、こちらも徐々にチャットベースの短文に切り替えていくことでフランクな関係性が築けます。
ただし、相手が丁寧な文体を維持しているにもかかわらず、こちらから急にタメ口などのカジュアルな表現に切り替える行為は、マナー違反と受け取られ、相手に不快感を与えるリスクがあることを意識しましょう。
【鉄則】自分からはカジュアルダウンしない
最も安全なのは、相手がマナーを崩すまでは、丁寧な文体を維持することです。
これは子どもたちの間でも重要です。
ノリの良さを示すために、いきなり友達でもない人に「タメ口」や「単芝(w)」を使うと、「無礼」と受け取られ、関係構築に失敗するリスクがあります。
相手がフレンドリーな言葉を使うまで、まずは「丁寧さファースト」を意識することが大切です。
DMのストレスをなくす「コミュニケーションのツボ」
DMの緊張感は、その「公私混合」という特性が原因であることを再確認しましょう。
DMは「チャット」ではなく、「超短文のメール」だと捉える意識が大切です。
DMの緊張感は、相手を大切に思う気持ちの裏返し。
「丁寧さファースト」でメッセージを送れば、DMはもう怖くありません。
今日からDMを「新しい出会いのドア」に変えていきましょう!
参考・出典
ハウスケアラボ「Instagram以上とLINE未満のSNS比較で分かる若者が選ぶ連絡手段と安全な使い方」
→ LINEとインスタ(DM)が持つ「クローズドな空間」と「オープンな場」の違いについて解説。
ユニオン印刷「DM(ダイレクトメール)の挨拶文の例文から作成時の注意点・ポイントまで紹介」
→ ダイレクトメールの基本となる丁寧な構成、読者の関心を引く書き方などのマナーについて解説。
note「たった一文で終わる関係|SNSの見えない落とし穴|たった一言の配慮が裏目に出てしまった話|DMトラブル」
→ DMにおける文体の変化が示す心理的な距離感や、自分からカジュアル化する際のリスクについて解説。


コメント